2007年01月23日

羽布(バフ)掛け

羽布掛け
通常「バフ」と言うコトが多いでしょうか?
専用のモーターに磨き用の布を付けて磨くことです

プラスチックのフレームはご使用状況にもよりますが
長期間ご使用になるとだんだん光沢が無くなり白っぽくなってきます

そのまま放置していると表面がザラッザラになってヒビ割れし始め
最終的にはポキッと折れたりバキッと裂けたりします

今回お預かりしたフレームは
前に勤めていたショップでご購入いただいたフレームなので
多分4〜5年使用していただいてます

状態が悪いと作業中にフレームが破損するコトもあるのですが
なんとか大丈夫そうだったので
去年くらいから機会があったらツルの部分を
磨かせてくださいと言っていて
今回お預かりしました

画像左がお預かり時 右が磨き後です

羽布掛け.JPEG 羽布掛け (4).JPEG

羽布掛け (1).JPEG 羽布掛け (5).JPEG

羽布掛け (2).JPEG 羽布掛け (6).JPEG

羽布掛け (3).JPEG 羽布掛け (7).JPEG

使っているバフモーターが小さいもので
フレームにも細かいヒビ割れがあったので
新品同様とまではいきませんでした

ちなみにこの羽布掛けと言う作業は
特別なコトでは無いので通常購入した眼鏡店で
やってもらえると思います
posted by まるや店主 at 13:58| ☔| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

鼻盛り FFF展

丁番埋め込みの次に鼻盛りの講習も受けてきました
鼻盛りとはセルフレームの鼻に当たる部分を
パーツを交換して高さ調整をするコトです

メガネがずり落ちるのが鼻の部分が原因だと
誤解されている方が多いのですが
基本的に鼻の調整は顔に対するメガネの位置の調整と
まつげが当たらないようにするために行います

以前から鼻盛りはやっていたんですが
セルフレームのメーカーがやっている工程は
どんな感じなのかな?と思いやってきました

まず用意されたのはニッパー、ヤスリ、筆、皿、アルミの網
鼻盛 FFF.JPEG 鼻盛 FFF (1).JPEG 鼻盛 FFF (2).JPEG
ヤットコも写ってますが鼻盛りには使用しません

フレームを1本用意しまして
鼻盛 FFF (3).JPEG

ニッパーでカットします
鼻盛 FFF (4).JPEG
このニッパーがかなりヨカッタので
ドコで売ってるのかたずねると
「普通にホームセンターで売ってるよ」と言われました(笑

そして新しくパットを付ける面をキレイにヤスリがけします
鼻盛 FFF (5).JPEG
このヤスリもすごくヨカッタのでドコで売っているかたずねると
これはセルフレーム用に特別に静岡の職人に頼んで作ってもらってるから
後日注文して下さいと言われました
ホントに使いやすいヤスリでした

この通り
いつもより楽にキレイにできました
鼻盛 FFF (6).JPEG

次にお皿に専用の溶剤を入れパットの接地面を溶剤に浸します
鼻盛 FFF (7).JPEG

反対にフレーム側の接地面にも溶剤を塗ります
鼻盛 FFF (8).JPEG
この時に使用する筆はイイモノを使用した方がイイそうです

溶剤を塗ったらこすり合わせる様に張り付けて終了です
鼻盛 FFF (9).JPEG

右側のパットに高さが変わったのがお分かりいただけますでしょうか?

ちなみに使用している溶剤は同じですが
パットを付ける工程が講習の内容とポンメガネのオーナーと
自分とで全然違いました(笑
posted by まるや店主 at 13:59| ☔| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

丁番埋め込み FFF展

FFF展にてセルフレームの丁番の埋め込みと鼻盛りの講習を
行っていたので受けてきました

以前はセルフレームの丁番修理は出来ないと
言われていましたが
実はできます
普段はメガネ修理専門の会社に出しているので
丁番の埋め込み作業は始めてです

丁番と言うのはメガネのツルの留め金のコトで
メガネを踏んでしまった時に折れてしまったりします
丁番埋め込み.JPEG

今回は練習と言うコトでまず折れていない良品の丁番を抜くトコロからです

1:バーナーでヤットコ(大きめのペンチ)を熱します
丁番埋め込み (1).JPEG

2:木材に押し付け温度を確認します
白い煙が上がれば適温です
丁番埋め込み (2).JPEG

3:熱したヤットコで丁番をつかみ熱を伝導させます
丁番埋め込み (3).JPEG

4:熱が伝わったトコロで真っ直ぐ引き抜きます
丁番埋め込み (4).JPEG
抜けました

次は丁番の埋め込みです
5:再度バーナーでヤットコを熱し木材で温度を確かめ
丁番にプラスチックフレームの素材アセテートを
削って細かくしたものを熱を利用して溶かして付けます
丁番埋め込み (5).JPEG

6:真っ直ぐ押し込みます
丁番埋め込み (6).JPEG
入りました
アセテートを削ったモノを付けるコトにより
中で溶けて隙間がなくなるようにします

7:最後にカッターではみ出したモノをキレイに取り除いて終了です
丁番埋め込み (7).JPEG

実際は差し込んだ後ツルの畳み具合もチェックしなければならないので
差し込む時の角度調整は
カナリの本数をこなさないとお客様のモノを修理するのは
できなそうです
posted by まるや店主 at 13:17| ☔| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月14日

お持ち込み

「フレームお持ち込みでレンズは作ってもらえますか?」と
お問い合わせがよくあります

何件か眼鏡店を回って断られてもう行くのが面倒だから
電話で確約が取れたら行ってみようと思われる方が最終的に
ウェブで検索してウチに問い合わせてるって方がナゼか多いみたいです

コノ場合”電話”だと返答に大変困ります

モチロン1番イイのはフレームを購入したショップでレンズも入れてもらった
方がイイです

お店に持ってきていただければメガネの形状、状態を見て判断できるのですが
電話だとナニも確認できないので
コチラが伝えたいコトが上手く伝わらないからです

まず破損しないかどうかが重要です
数年使ってるなんて場合だとレンズを入れ替える時に破損するかもしれません

未使用の場合でも購入してから数年間全く使用しないで
しまっていたなんて場合も破損する可能性があります

購入したばかりのフレームが10年くらい前のモデルだった
専用の特殊な工具が無いとレンズ交換ができない
なんてコトもあります

上記以外にもイロイロ条件がありますが電話では確認できないコトが多いです

「大丈夫です!やりますよ〜」とかテキトーなコト言って
ご来店いただいた時に無理なら
「やっぱり出来ません」と断った方が利口かな?と
思うコトもありますがソレが出来ない性格なんです(笑

ご来店いただくにも交通費など費用もかかるので申し訳ないんですが
やはりダメ元で1度持って行ってみるか!と思っていただかないと…

所詮メガネなんてたいしたコトないだろうと
ケッコウ簡単に思われているみたいですが…
なるべくお客様のご希望に添いたいとは思っていますが
無理なコトもあります

そんな事情で中古や取り扱いのないフレーム、生産が終了しているフレームの
お持ち込みは乗り気では無いショップは少なくないと思います

お持ち込みフレームが壊れてしまった時はどうするか
フレームが破損した時点でレンズをカットしてしまっていたら
レンズの費用はどうするか
などなど

中にはフレームが破損してもレンズ代金は払うからどうしても
試しにやって欲しいとおっしゃっていただける方もいらっしゃいますが
だからと言って壊れたフレームと他に使い道がないカット済みのレンズを
お渡しして代金をいただくなんて考えられませんしソレを考えると
お受けしないのが1番お互いにベストなのかなと思ったりします

ココが悩みドコロです…

逆にカット済みのレンズを移し変えたいと言うのはほとんど不可能です
目に見えませんがレンズには光学中心と言う眼球の中心に合わせる
ポイントがありまして
そのポイントがずれてしまうと見え方が変わって
快適に使えなくなる場合が少なくないです
そのポイントをずらさずにフレームを代えるとなると
ポイントのずれないフレームを探さなければならなくなりますから
デザインは選べなくなるコトが多いです
「なんでもイイからやってくれ」と言われることもありますが
なんでもイイなんて言われるとウチはなんでもイイ様な店なのかぁ…と
へこんだりします(笑

とにかくお持ち込みの調整、修理、加工は直接持っていって確認しましょう!
posted by まるや店主 at 14:05| ☁| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

メガネの度数検査をご希望のお客さまへ

最近ディスポーサブル(使い捨ての)コンタクトレンズの普及
遠近両用レンズの性能の向上により
5〜10年前に比べて眼鏡を作るときの検査時
お客様が変わったな〜と感じるコトが増えました

・コンタクトレンズしか持っていない(眼鏡を所有していない)
・コンタクトレンズは検診時に度数を変えているが
 眼鏡は何年もレンズを換えていない
・始めて作る眼鏡を遠近両用にする
などなど

以前は眼鏡を所有していない方にはコンタクトレンズは販売しなかったですし
コンタクトレンズの度数を変えるときは眼鏡の度数も変える様に指導していたと思います
遠近両用の場合は遠く用の眼鏡と近く用の眼鏡を所有していなければ
オススメすることは無かったです
費用がかかってしまう場合もありますが眼と眼鏡は日常生活していく上で大切ですからね

最近のレンズでは問題無いのかもしれませんが
遠近両用レンズは個人差の問題でいきなり遠近両用レンズで眼鏡を作製し
見え方が合わない等の理由で使っていないなんて方もいるみたいです
それはレンズや眼鏡のせいではなく順を追って作製しなかったコトや
眼鏡店でちゃんと使用できるようになるまで指導を受けなかったコトが
原因であるコトが多いみたいです
(出来上がった眼鏡に疑問がある場合は納得いくまで眼鏡店に通って説明を聞いた方がイイです)

コンタクトレンズと比べると眼鏡は眼自体に対しては安全でですが
あまり万能ではありません
例えば
・レンズの厚みが気になる
・視界の狭さが気になる
・1番良く見える度数で作るとクラクラすることが多い
などなど
特に遠近両用レンズは近くも遠くも良く見えると言うよりは
近くも遠くもそれなりに見えるレンズだと思っていただいた方がイイです

度付メガネをお作りいただく際にレンズの度数を決めるのに以下の方法があります
@現在使用しているメガネと度数と同じにする
A眼科医院にて眼鏡処方箋を発行してもらう
B店頭で検査をおこなう

@の方は必ず現在使用している眼鏡(又は今回作製したい度数の眼鏡)を持参して下さい
 間違っても検査が面倒だから人の眼鏡でよく見えるものを借りてきたりしないで下さい(笑

Aこの場合は店頭でする度数検査+眼内のチェックもしてもらえます
 数百人〜数千人に1人の割合かもしれませんが眼の病気が発見されることもあるので
 少し費用かかりますが眼科に行く機会の無い方や
久しぶりに眼鏡を作られる方はイイかもしれません

BAで眼科を利用される方も検査をご希望の方は以下のコトをしていただけると
 より信頼度の高い眼鏡の作製が出来ます
 A:コンタクトレンズを装用していかない
   出来れば前日の夜就寝時にはずしてそのまま来ていただけるとイイです
   コンタクトレンズを外して時間が経過している方が
   検査時の度数の信頼度が高くなると思います
 B:どんなに前に作製した物でも眼鏡を所有していれば持参する
   古くてダサイから恥ずかしいって方が中にはいますが
   デザインではなくレンズの度数が見たいので必ず持参して下さい
   度数の違う眼鏡を数本所有している場合は1番頻繁に使用しているモノ
   又は日常で1番見え方がイイと思うもの
   TPOで度数の違う眼鏡を使用していてどれを持って行けばいいか
   分からない方は持ってるだけ全部持ってきていただいてもOKです
   (でも5本くらいまででイイです100本だと困ります(笑)

あと使用目的をしっかり決めるコトも重要です
もちろんご相談させていただきますが
コンタクトレンズと併用するのか?
室内用か屋外用か?
自動車の運転に使用するか否か?  
などなど

当店ではコンタクトレンズを装用してきた方は原則的に検査はしていません
最低でも前日の夜に外してきてください
コンタクトレンズだけで眼鏡が無い方はどうしてもという場合のみ
最悪当日に検査させていただいても結構ですが
仕上がり後見えにくい時のレンズ交換は有料になりますので
せっかくならちゃんとしたモノを作りたいと思われる方は
まずスリープライスの安い眼鏡を1本作ってもイイと思います
度数的に問題があっても当店で度が合わないとレンズ交換するより安いと思います
度があっていればラッキーで室内用と外出用で2本併用することで
新しく作った眼鏡も長持ちする様になると思います

簡単に説明しただけでこの長文なので
あとは実際店頭にてご相談下さい
ご使用状況や眼鏡の使用履歴でもっと詳しくご説明できると思います
posted by まるや店主 at 16:25| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

テンプルカット

今日ご紹介するのは裏技プラスチックフレームのツルのカットです
テンプルカット (1).JPEG
耳の後ろの方が長く残ってしまう場合

テンプルカット.JPEG
ケースに入らない又はケースが閉まらない
小さいケースに入れて携帯したい
頭の後ろの方まで回しこむように調整をすることにより
掛け外しがしにくい(結果、幅が広がりやすくなる)
などが、解消されますが正直、仕上がりがすごくキレイにはならない
コトが多いのであんまりオススメはしていません

テンプルカット (2).JPEG
まずはカッターで金属の芯まで切り込みを入れます

テンプルカット (3).JPEG
カットする長さを決めて

テンプルカット (4).JPEG
抜きます

テンプルカット (5).JPEG
カットしたプラスチックも分、軸になっている芯をカットします

テンプルカット (6).JPEG
ヤスリをかけて

テンプルカット (7).JPEG
長さの確認をして溶剤でくっつけます

テンプルカット (8).JPEG
形を整える為にヤスリをかけ羽布(バフ)をかけます
このフレームも場合ツルの先の方に向かって太くなっているので
段差が出来てしまいました
太さがほぼ均一のモノの方がよりキレイに仕上がります
posted by まるや店主 at 12:58| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

l.a.Eyeworks(エルエーアイワークス)

先日、まるやの一本表の通りにある洋食の美松のアイワークス大好き平野 桂子ママより
「白いフレームってどうかしら?」と
ご相談いただきました
まるや個人的に「白は超オススメ 眼鏡好きなんだから、白イイですよっ!」
と現在使用していないアイワークスのフレームを白に再塗装することになりました
元々インパクトのあるフレームなんですがブラウンからホワイトに
こんな感じに仕上がりました
08_19_0.JPEG
再塗装代金は¥6,300−になりました

ちなみに洋食の美松有名なお店です


posted by まるや店主 at 13:21| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

TRACTION PRODUCTIONS(トラクション プロダクションズ)

TRACTION PRODUCTIONS(トラクション プロダクションズ)
お取り扱いを始めた訳ではなくお持込でのレンズ交換をお受けしました
TRACTION.JPEG TRACTION (1).JPEG
以前、度なしの眼鏡としてごでご購入なさってご使用だったそうですが
今回、度付レンズに入れ替えたいとのコトでお預かりすることにしました
レンズを入れる前に事前に調整を見るんですが、ナゼか未調整の様でした??
鼻パットがあることでチョット顔から離れすぎてる様で鼻パットをカットすることにより
耳の部分のかかり具合が丁度よくなることもあり、ご相談の上をカットすることにしました
ちなみにテンプル(ツル)の素材はアルミです

TRACTION (2).JPEG
透明な鼻パット部分、実は製造工程上、後付けです

レンズを外しまして
TRACTION (3).JPEG
ニッパーでカットします

TRACTION (4).JPEG
ヤスリがけをしてから
その後、紙やすりを目の粗い順に3種類使用して
最後に羽布がけ

TRACTION (5).JPEG
終了です

モチロン逆にパットが無いモノに後からパットをお付けするコトも可能です
posted by まるや店主 at 12:20| ☁| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

メガネの調整5

今回はフィッティングポイントです
メガネの正しい調整では鼻のパット部分
耳の掛かる部分(耳の付いている上から下に向かって頭部後方)の4点で支えます
こめかみ、眉間、頬骨、耳の真裏などにフレームが触ってしまうと不快感や痛みを感じてしまいます

(学生時代解剖生理学と薬理は不得意科目だったので名称(漢字間違い)や
 マネキンの頭の都合で細かい位置など間違いがあるかもしれません
 一応の参考程度にして下さい。訂正などはコメント欄へお願いします)

まずは鼻周辺です
調整 017.jpg
黒い丸いトコロがフィッティングポイントです
赤い鼻の先端部分は軟骨で柔らかいため安定しません
赤いラインは上から鼻根筋、鼻筋、上唇翼挙筋です
赤い部分は避けて筋肉の無い部分にパットを調整します

次にこめかみ周辺
調整 017 (1).jpg
上から皺眉筋、眼輪筋、頬骨こちらは一切圧迫しないようにします

耳の部分
調整 017 (2).jpg
左から前耳介筋と上耳介筋
ココの筋肉には若干触れてしまいますがくい込んであとが残るほど圧迫しない様にします

後頭部に近い部分
調整 017 (3).jpg
黒い楕円がフィッティングポイントです
フィッティングポイント右上は後頭筋、赤い丸部は乳様突起、下は後耳介筋です

次は血管
調整 017 (4).jpg
左から浅側頭動脈、顔面動脈近いトコロに浅側頭静脈、顔面静脈もあります

耳の後ろ側、後耳介動脈、同じように近いトコロに後耳介静脈があります
調整 017 (5).jpg

そして黒の線が神経です
調整 017 (6).jpg調整 017 (7).jpg
耳介側頭神経、大耳介神経です

フィッティングポイントに調整ができていても接する部位は‘点’や‘線’であたっていると
違和感を感じてしまいますので‘面’で触れるようにねじれやしなりを修正しています

今回でメガネの調整のご紹介は一応おしまいです
ご質問はコメント欄へどうぞ

コチラなど関連日記を参考にご自身でフレームを調整すると
破損することがあるかもしれません
メガネの調整はご購入になった眼鏡店でやってもらいましょう
(お作りになった時の完全補正値などのデータがあるはずなので)

関連日記
メガネの調整1
メガネの調整2
メガネの調整3
メガネの調整4
posted by まるや店主 at 12:00| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月09日

メガネの調整4

今回は耳に掛かる部分(先セル、モダン)の調整です
調整 016.jpg
写真の状態のままでは耳にフレームの曲がっているトコロが掛かってないので
曲がっているトコロまでずれてしまいます
通常の調整では耳の掛かり具合の良いトコロから曲げ直すのですが
今回レジーナさんの頭が小さすぎるので耳の部分に先セルではなく金属むき出しの
部分があたっているのでチョットした加工をします

調整 016 (1).jpg
こちらの専用のヒーターでプラスチック部分を温めます
ちなみにこのヒーター130℃以上の温風が出ます

調整 016 (2).jpg
そして真っ直ぐにした後、先のプラスチック部分(先セル、モダン)を抜きます

調整 016 (3).jpg
新品の場合スポッと抜ける事が多いのですが、
このフレーム古いのでセル自体が縮んでしまっている上
細いので折ってしまわない様にケッコウ大変でした

調整 016 (4).jpg
定規で測ってニッパーでカットします
通常5ミリくらいはカットすることがあるのですが
今回は15ミリカットしてみました(その後さらにもう10ミリカットしなおしました)

調整 016 (5).jpg
そしてヤスリとかけて切り口を滑らかにします

調整 016 (6).jpg
その後金属部分の透明のマニキュアを塗って先セル部分を元に戻して掛けなおしてみました
(接着剤はセルを溶かしてしまうことがあるので使用しないことにしています)
耳の部分に先セルがとどくようになりました

調整 016 (8).jpg調整 016 (7).jpg
もう1度温めて曲げなおします
曲げ角は1箇所をしっかり角度をつけて曲げます
数箇所が曲がっていたり、丸みをもたせたるとずり落ちやすくなります

調整 016 (9).jpg
これでずり落ちにくくなりました

次は後ろから見たトコロです
まず、悪い例
調整 016 (10).jpg
先の部分が頭部に密着していません
これだと曲げた位置が正しくてもホールド感がなくずり落ちてしまいます
頭部を包み込むように直します

調整 016 (11).jpg
これで頭部を包み込むように密着しました

これで耳に掛かる部分は終了です

調整 016 (14).jpg
前傾角を好ましいとされている10度に修正しました

調整 016 (14).jpg
眼前距離も12ミリ程度になりました

調整 016 (12).jpg
とりあえず終了です

調整 016 (15).jpg
最終的にツルはかなり短くカットしました

通常はこの後ご使用いただき様子をみていただきます

基本的に手で曲げて調整する様になっているため
片手げの掛けはずしによってフレームは少しづつ変形することがあります
お顔との角度の関係などから度数が合っていても調整で見え方も変わりますので
お気軽にご相談ください

メガネは1日の間で下着より多くの時間皮膚に直接触れていますが
毎日交換することはないですし洗濯することもありません
繊維ではないので汚れが染み込んだり、臭いがつくことはありませんが
汗や整髪料、ドライヤーの熱などで目に見えず傷んでいます
錆びや変色の原因にもなりますので気をつけましょう
ご使用いただく方によっては掛け具合の調整が合っていないことを全く自覚症状として
感じない場合もあります
せっかくお作りいただいたメガネをより長くご使用いただくためにも
3〜4ヶ月に1度(季節の変わり目にでも)
メンテナンス、クリーニングをオススメしています

コチラなど関連日記を参考にご自身でフレームを調整すると
破損することがあるかもしれません
メガネの調整はご購入になった眼鏡店でやってもらいましょう
(お作りになった時の完全補正値などのデータがあるはずなので)

次回はフィッティングポイントをご紹介します
http://maruyaoptical.seesaa.net/article/2851885.html
posted by まるや店主 at 00:00| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月08日

メガネの調整3

今回はお鼻のパッドの調整です
調整 015.jpg調整 015 (1).jpg
鼻のアップで見てみると左右のパットの間隔が狭いため
メガネが前に出てしまっていて20ミリ以上離れてしまっています
それと上に上がりすぎてしまっています
近視の度数の場合黒眼(角膜)の頂点からレンズの内側までが遠いと度が弱く感じ
遠視の度数の場合逆に強く感じます
光学的には角膜の頂点からレンズの内側まで(眼前距離)が10ミリの方が計算が容易です
外観的にはセルフレーム場合は10ミリ、金属性のフレームの場合12ミリが
良いとされています
正確に測定すると同じ度数でも距離が10ミリの場合と12ミリの場合では
度が異なって測定されてしまうわけですが
眼鏡光学的に許容範囲内とされています
実際、調整後に眼前距離を計測することはほとんどないと思います
外観的に良い位置に調整すると自然と12(10)ミリになっています

調整 015 (2).jpg
主に写真上の工具を使用します
昔から腕が良いと一番下の工具が2本あれば出来ない調整は無いと言われていましたが
最近ではフレームの形状も多種多様になっていることや、キズ付けないように
2本の工具にこだわっているメガネ屋さんはあまりないと思います

調整 015 (3).jpg調整 015 (4).jpg調整 015 (5).jpg
このように鼻パッド部分の金属(クリングスアーム、ボックス)をつかんで曲げます

調整 015 (6).jpg調整 015 (7).jpg
調整 015 (8).jpg
最初と比べて顔に近づいたのがおわかりいただけると思います

コチラなど関連日記を参考にご自身でフレームを調整すると
破損することがあるかもしれません
メガネの調整はご購入になった眼鏡店でやってもらいましょう
(お作りになった時の完全補正値などのデータがあるはずなので)

次回は耳の部分の調整です
http://maruyaoptical.seesaa.net/article/2850780.html
posted by まるや店主 at 14:09| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

メガネの調整2

では幅の調整です
調整 006.jpg
一見ツルがまっすぐ耳に向かっていて良い様に見えますが
調整 008.jpg
耳の部分で確認すると側頭部との間に隙間があります
そこでコチラの工具を使用して
調整 011.jpg
こんな風に掴んでツルを内側に少し曲げてみます
調整 012.jpg
これで側頭部に密着しました
調整 010.jpg
ツルの先の部分が内側に絞りすぎていると幅が合っていても同様の隙間が出来ますので
その場合はツルの‘しなり’で判断します
では今度はわざときつくしてしならせてみます
調整 014.jpg
かなり分かりづらいのですが
ツルだけではなくレンズ部分も顔の傾斜と逆方向にしなっています
5つ上の画像との違いしなりがあるのがおわかりいただけるでしょうか?
と言うわけで今回はここまでです

コチラなど関連日記を参考にご自身でフレームを調整すると
破損することがあるかもしれません
メガネの調整はご購入になった眼鏡店でやってもらいましょう
(お作りになった時の完全補正値などのデータがあるはずなので)

次回は鼻パッドの調整をご紹介します
http://maruyaoptical.seesaa.net/article/2848735.html
posted by まるや店主 at 19:52| ☁| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月05日

メガネの調整1

それではメガネの調整を少しずつ紹介していきたいと思います
使用するメガネの素材、構造、生活習慣などによって
調整の仕方が異なり、調整に対応していない構造のフレームもあるので
ご参考程度にごらんください

ご意見、ご質問などはまずコメント欄に書き込みしていただければ幸いです

調整 009.jpg
使用するメガネは5〜6年前に購入したフランスの老舗メガネ店の
ブランドLAFON(ラフォン)です
フランス本国では個性派はアラン・ミクリ、正統派はラフォンと
言われていると聞いたことがあります
現在まるやではラフォンのお取り扱いが無いのですが
早ければ来月くらいからジュニア向け、キッズ向けのみお取り扱いを
予定しています

それでは掛けさせてみましょう
調整 001.jpg
このフレームかなり小ぶりなんですがこのレジーナさん
かなり小さいのでとりあえずユルユルです
調整 002.jpg
なんとなく納まっている様にも見えますが
1顔幅に対して幅が大きく緩い
2鼻の部分の調整があっていないので顔(黒目の頂点)とレンズの距離が離れすぎ
3耳に掛かる部分を曲げるのですが、曲がっている部分が後ろすぎてしまっています
調整 003.jpg
上と比べて
調整 004.jpg
耳の部分に限ってはこちらの方が
しっかり耳に掛かっているので掛け具合が安定するのですが
今のままだと
調整 005.jpg
こんな感じでズリ落ちます
コレがメガネがズリ落ちる主な原因です
購入前の店頭のフレームを顔の小さい女性が掛けるとズレ落ちてくるのは
お鼻が低いからだと思い込んでいる方が多いのですが
実際は調整前でどなたにもお試しになっていただけるようになっているため
女性は緩めに感じてしまう方が多い様です
主に耳の奥行きの調整、曲げている位置、曲げ方で解消できますが
耳の部分の調整は極端にキツイ場合を除いて1番最後にお直ししているので
まずは幅の調整からはじめます

では次回は幅の調整です
http://maruyaoptical.seesaa.net/article/2813548.html
posted by まるや店主 at 17:49| ☁| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月03日

メガネの調整

ブログにてメガネの調整、掛け具合の良し悪しを紹介してほしい
とのご要望があったの少しずつご紹介していきます
と言うわけで今回はモデルのご紹介です

店長さん、スタッフさん共にオシャレで親切な
2件お隣のエクステンション専門の美容室
section.ex(セクション)にて
レジーナ 002.jpgこんな感じの真っ赤な美容室です
まるや「すいません、まるやですが頭ください」
スタッフさん「あっ、なんでもいいです?」
まるや「あっ…なんでも…頭なら…」
スタッフさん「じゃあコレを」
ますや「ありがとうございます」
といただいてきました
忙しい時間に行ってしまいご迷惑おかけしました
そしてこちら
レジーナ 005.jpgレジーナ 004.jpg
レジーナさんです

レジーナ 003.jpg
そう書いてあるので…
正直チョット不気味です
そしてかなりの小顔です

次回よりレジーナさんを使用してご説明していきます
posted by まるや店主 at 14:33| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

メガネのメンテナンス

無料で洗浄器でクリーニング、お顔に合わせて再調整などは
ご経験のあるかたも多いと思います

今回はこんなご相談を受けました
 「すごく気に入って毎日使っていたら汚れが目立つ様に
  なってきたんですけどコレってきれいになるんですか?」
と2本お持込 他のメガネ屋さんではやってもらえないものだと思ってらっしゃったようです

破損したときは保障できませんが見たところ大丈夫そうなので
なるべく費用がかからない様にやりますがパーツは有料になってしまいます  
とお伝えしたところ了承していただけたのでお預かりしました

こちら、使い込んでいますね
気に入っていらっしゃるのが伝わってきます
写真では映りこみもあり汚れと影が判別しにくいのですが
上にフチの無いタイプなのでたしかに汚れが目立ってしまってます
メンテ 001.jpg   
フランスのハウスブランド J・F・REY(ジェイエフレイ) のフレームです
このジェイエフレイ、当店ではエリア的にお取り扱いが出来ないのですが
個人的にデザインが好きです
数年前のお会いしましたがデザイナーのジェイエフレイさん本人が感じのイイ人です
デザイナーにしては珍しくデザインや構造など意見を聞いてくれたりします
一般的に知名度が高いブランドではありませんが
カッコイイデザインが多くメガネ屋さんの評価が高いブランドではないでしょうか?

で今回はとりあえず取り寄せせずに交換できるパーツを全て交換して見ることにしました

まずバラバラに解体
メンテ 002.jpg

パーツが傷んでいますね
鼻パッド
メンテ 003.jpg
緑錆と赤錆が出ていますのでこちらは新品に交換します

レンズのへり(通称コバ)部分とフレームの内側
メンテ 004.jpgメンテ 005.jpg
汗と油、ホコリが付しています
こちらはキレイに拭き取れそうです

ネジです
メンテ 006.jpg
汚れと錆びがありますね
ネジにフレームと同じカラーで塗装がされている場合、洗って再使用するのですが
今回は幸いシルバーなので新品に交換します

こちらは鼻パッドを固定している(通称ボックス)部分
メンテ 007.jpg
汚れてますがこちらもキレイに拭き取れそうです

こちらはメインのフロント部分をさらにバラバラに
メンテ 008.jpg
レンズを固定しているナイロン製の糸とレール状のモノです
変色しているのでこちらも交換します

それではここから洗って磨いて数十分後…

ジャーン
まずは鼻パッドボックス部
メンテ 009.jpg
キレイになりました

つづいてレンズのコバ部
メンテ 010.jpg


フレームの内側
メンテ 011.jpg
残念ながら中央のあたりプツっとなっているトコロは塗装が剥げてしまっていました
これが気になるようであれば費用と時間がかかってしまいますが工場に再塗装出しになります

ナイロン糸、レール、ネジ、鼻パッドを全て新品に交換
メンテ 012.jpg

終了です
メンテ 014.jpgメンテ 013.jpg
キレイになって見えますかね?

こんな感じで2本オーバーホール(なんてカッコつけて言っていいものなんでしょうか?)
を行いました
今回行ったクリーニングは特別難しいコトではないので
購入になったメガネ屋さんならパーツ交換込みで
無料というトコロもあるのかも知れませんね
汚れ以外はフレーム、レンズの程度がよかったのであまり手間もかからず
ナイロン糸、レール、ネジ、鼻パッド交換など2本分で1,575円にさせていただきました
posted by まるや店主 at 14:32| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月22日

メガネの調整

先日、友人がオーダーしたメガネを受け取りに来ました
通常は店内のソファに掛けて待っていただいて
実際調整しているところをお見せすることはないのですが
友人と言うこともあり雑談をしながら
ツルの耳にかかる部分の調整をしている時の会話

友人「えっ?ナニ?そんな簡単に曲がっちゃうの?」
と驚かれました

私「あっそう?簡単そうに見えた?」

友人「あっそうか…」
簡単そうに見えただけかぁと私のキャリアと腕前を認めてくれていました

私「フレームの中の軸になっている金属自体はそんなに硬くなくて
  周りのプラスチックが割れたり裂けたりしないように
  温風で温めて軟らかくしてから曲げてるからね
  はい、じゃあ掛けてみて」

友人「おっ、いいみたい」

とまぁ、こんな風にお渡しが終わりました
実際こんなことばかり毎日何年もやっているので
特殊な構造だったり特殊な素材を使用していない限りは
難しいことはほとんど無いんですけどね

今回、友人だったので見えるところで調整しましたが
メガネ屋さんで調整しているところを
見せてくれるところってあんまりないですよね

私は緊張して失敗しそうなので正直みてもらうのは困りますねぇ

特に鼻盛り(ハナモリ)という作業は見られていると非常にやりにくいです

ちなみに鼻盛とはプラスチックフレームの鼻の高さを変える作業で
私の私物でご紹介します

こちらは鼻盛り前
その他002.jpg

鼻盛り後 同じ型のフレームですが色違いです
その他001.jpg

全く同じフレームでご紹介したかったのですが撮影するのを忘れて
鼻盛りしてしまいました

内側から見るとかなり見た目が変わりますが実際掛けていただくと
そんなに目立つことはないと思います

写真ではフレームを削り落とし付け替える方法で行っていますが
掛け具合によっては削らずに薄いものを貼り付ける方法もあります
素材によって出来ないのもありますが
どちらも当店で購入したフレームであれば無料でやっています
posted by まるや店主 at 13:41| ☀| 調整.修理.メンテナンスなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。